Wolt、ホタテの廃棄貝殻からできた環境配慮型ヘルメットを 配達パートナーに提供

ヘルメットの必要性を再認識すると同時に、環境配慮に思いを馳せる機会に

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デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:野地春菜、以下 Wolt)は、甲子化学工業株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:南原在夏 以下、甲子化学工業)が製造するホタテの廃棄貝殻からできたヘルメット「HOTAMET(ホタメット)」をWolt専用仕様で特注し、札幌、函館、盛岡、仙台の各エリアで稼働しているWoltの配達パートナーの皆様の中から希望者に、数量限定で進呈する取り組みを開始します。


「HOTAMET」は、ホタテ水揚げ量日本一に何度も輝く、国内有数の生産地である北海道猿払村のホタテの廃棄貝殻と廃棄プラスチックを組み合わせたエコプラスチック素材「カラスチック®︎」を採用した環境配慮型ヘルメットです。今年4月からすべての自転車利用者に乗車用ヘルメット着用の努力義務が課されたことを受け、配達パートナーの皆様がヘルメット着用の必要性を再認識されると同時に、環境への配慮にも思いを馳せていただく機会となればと考えております。


Woltでは、配達で発生する二酸化炭素の排出枠の購入や、古紙100%のリサイクルペーパーで作られた紙袋のレストランへの無料配布など、持続可能性に係る様々な取り組みを進めています。廃棄物を有効活用するエコサイクルの取り組みとして、「HOTAMET」進呈の対象地域の拡大も今後、検討してまいります。



HOTAMETについて

日本有数のホタテ水揚げ量を誇る北海道猿払村では、ホタテを加工する際に、水産系廃棄物として貝殻が年間約4万トン(※)発生しており、廃棄貝殻の地上保管による環境への影響や堆積場所の確保などが地域の課題となっています。ホタテ貝殻も、村を支える重要な資源として捉え、貝殻の本来の役割である『外敵から身を守ること』から着想を得て、ホタテ貝殻を素材としたヘルメットの製品化に至りました。
「HOTAMET」は、自然界の仕組みを技術開発に活かすバイオミミクリーの考えに基づき、素材の一部であるホタテ貝の構造を模倣した、特殊なリブ構造をデザインに取り入れています。その結果、少ない素材使用量でありながら、リブ構造が無い場合と比較して、約30%も耐久性を向上。素材開発から、設計に至るまで、環境への負担が少ない持続可能性に配慮したプロダクトになっています。自転車での通勤通学用だけでなく漁作業、防災用、作業用など、さまざまな用途でご使用いただけます。

※北海道水産林務部水産局水産振興課「令和3年度水産系廃棄物発生量等調査」


甲子化学工業について

1969年創業の東大阪にあるプラスチックメーカー。病院やオフィス、コンビニで利用される様々な製品のパーツや生活雑貨などを開発・生産しています。積極的に社会貢献活動に取り組んでおり、新型コロナウイルス初期には大学と共同で20万個以上のフェイスシールドを全国の病院に寄付しました。持続可能な社会が叫ばれる中、石油由来プラスチックを活用する企業の責務として、「プラスチックの良さ、悪さを理解し、社会に良い影響を与える」活動を積極的に行っています。わたしたちが今すぐできる環境保護活動として、更なるリサイクル推進に着目し、まだ使えるのに捨てられる廃棄物の活用に注力しています。賢く素材を活用することで環境保護に貢献し、より良い未来を描けるように挑戦し続けていきます。


Woltについて

Woltはヘルシンキを拠点に、地域で愛される人気のレストランやショップとの出会いの機会を創出し、商品の迅速な配送サービスを提供するテクノロジー企業です。地域の物流サービスからリテールに関するソフトウェア、金融ソリューションまで幅広い技術を開発しています。2014年に創業し、2022年にDoorDashと協力関係を構築しました。DoorDashは現在世界29か国で事業を展開しており、このうち25か国において、Woltのプロダクトとブランドで運営を行なっています。


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